いざ受診しようと探してみると「精神科」「心療内科」「カウンセリング」など様々出てくると思います。
ここでは
「精神科」「心療内科」「カウンセリング」の違いを述べているので、是非参考にしてください!
【精神科】
精神科とは、心の症状や心の病気を扱う診療科です。
症状としては
●イライラ・不安や落ち込み・落ち着かないなどの気分症状
●幻覚・幻聴などの精神症状
●こだわりや物忘れなどの認知症状
●以前より眠れない・以前より睡眠時間が長くなったなどの睡眠障害
といったものが症状として出てきます。
こういったものが精神科の対象となります。
また下記のようなお悩みは、精神科を受診して専門的な判断を受けることをおすすめします。
●対人(職場や家族など)関係のことで悩んでしまって気持ちが塞ぎ込む
●落ち込みがあって夜眠れない
●すれちがうひとから悪口を言われたり、近所のひとが様子を監視したりしてくる
●子どもの頃から落ち着かず、大人になった今でも困ってしまうことがある
●最近、忘れっぽくなってきた
【心療内科】
心療内科とは、ストレスなどで生じた体の不調を扱う診療科です。一般的に「心身症」と呼ばれる場合です。
心身症とは、
「各科が対応する身体疾患の内、発症や経過に心理社会的ストレスの影響で機能的な障害を伴った疾患群です。
日常生活で仕事や対人関係などの心理社会的ストレスに無頓着や無自覚な場合に発症・悪化することが多く一般的治療では改善困難と言われています」
例えば
ストレスで生じた
●胃潰瘍
●心筋梗塞
●喘息
●腹痛や・下痢などの腸疾患
などが症状としてでます。
ストレスによる自律神経の乱れもひとつにあげられます。内科的に異常がないのに、身体に不調を訴えている場合は心療内科にかかるケースが多いとされています。
【カウンセリング】
カウンセリングとは、主には言葉を用い、対話や会話を通してクライアントが困っている事や悩んでいる事を解決していくことを指します。
その困り事・悩み事の多くには、人間関係・家族関係・職場環境・心の病気・学校適応・社会適応・恋愛などについてが含まれます。
そして、カウンセリングは心理学・臨床心理学・精神分析学・学習理論・認知理論・異常心理学・精神病理学などを基礎にし、それらを臨床的に応用しています。
また、カウンセリングを実施する人を「カウンセラー」と言い、カウンセリングを受ける人を「クライアント」と言います。
【カウンセラー】
カウンセラーはクライアントにカウンセリングを行い、行動療法や精神分析療法などの心理療法などによって、クライアントが苦しんでいる・悩んでいる「心の問題」をクライアント自身で乗り越えていけるように手助けするのが仕事です。
「精神科」「心療内科」「カウンセリング」について述べてきましたが、簡単にまとめると
●「こころ」の症状が「精神科」
●ストレスによる「からだ」の症状が「心療内科」
●こころの「なやみ」があったら「カウンセリング」
となります。
精神科とカウンセリングを受診する条件は似ていますが、
●精神科は薬の投与
●カウンセリングは対話
となるので、自分に合うと思った方を受診ください。
また、この記事を読んでもどこに受診すれば良いかわからないという方は、是非私たちにご相談ください!
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メンタルケアカウンセラー 木田 篤【Kida Atsushi】