皆さんは歩くことは好きですか?私は歩くことが大好きです!
買い物終わりなど時間に余裕があったり、天気が良かったら散歩しながら帰ったりよくしています。
(交通費が浮いて節約にもなるので!)
歩くことは運動不足解消やダイエットなど「体」に効果があることはご存じだと思いますが、歩くことは「心」にも大きな効果があるのです。
肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病、がん、うつ病、認知症などがウォーキングにより予防できると言われています。
また、呼吸器の機能低下を防ぎ、筋力アップにも効果が期待できます。
ストレス解消・うつ病の予防
ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、一定のリズムで体の筋肉を動かす有酸素運動により、
脳の情報伝達のバランスを整える神経物質のひとつである「セロトニン」が活性化します。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。
脳内のセロトニン量が増えると、心が落ち着いて爽やかな気分になり集中力も高まったり、不安や抑うつ感なども改善され元気が出てポジティブな気分になります。
また、運動は脳の「エンドルフィン」の分泌も高めます。エンドルフィンも脳内で働く神経伝達物質のひとつで、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、「脳内麻薬」とも呼ばれます。
よって、ウォーキングなどのリズム運動によってセロトニンが活発化し、エンドルフィンの分泌を促すことができ、ストレス耐性やうつの予防効果も期待できるのです!
研究結果でも出ている!?
オーストラリアで発表された研究では、1週間に1時間程度という少量の運動でも、十分に効果を期待できると発表されました。
研究チームは、成人の運動習慣について調査し、うつ病や不安障害の発症について追跡して調査していました。
その結果、運動をする習慣がまったくない人では、週に1〜2時間の運動をしている人に比べ、うつ病発症のリスクが44%増加していたのです。
毎週1時間の運動により、うつ病の発症を12%抑制できることも明らかになりました。
また自然の中で体を動かすことで気分がよくなり、ストレスが軽減し、物事をクリアに考えたり、思考と感情を整理する時間と余裕が生まれるのです。
自然の中でのウォーキングの効果は絶大です。音や匂いや景色が、記憶と思考、感情を呼び覚ましてくれるのでしょう。
ストレスを解消するには、雑念を振り払って、風景や自然音に集中するのがポイントです。
スマホを操作したり、ラジオを聴いたりするなど、情報を頭に入れながらウォーキングするのは、あまりおすすめできません。
どうしても音楽を聴きたい場合は、ゆったりしたテンポで音階の上下が少ない楽曲を選ぶと、リラックスできて自律神経が整うでしょう。
感情と体の動きはコミュニケーションの基盤であり、意識しているか否かにかかわらず、精神状態は姿勢やしぐさ、歩き方に表れるものです。
ウォーキングは心を解きほぐし、感情を整理しやすくしてくれる上に、ボディランゲージを使って内面をオープンに表現する後押しにもなります。
最近気分が優れないという方は、まずはウォーキングを始めてみるのはいかがでしょうか!
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メンタルケアカウンセラー 木田 篤【Kida Atsushi】